オブジェクトAIR

 どうにも更新が滞ってしまっている荒野草途伸です。
 滞っているのは忙しいから、と言う理由もあるのですが、アクセス数とか来る人の需要とかそういう事ばかり考えて、自分の書きたいことを抑えてしまっていた、というのもあった気がします。
 商売でやっているわけじゃないんだから、もっと好きなこと書けばいい、と思うんですけどね。

 で。自分の好きなものと言ったら、年上のお姉さんとKey作品(特にAIR)なので、今日は大好きなAIRについて語ろうと思います。

 AIRというとその壮大な設定が賞賛される要因の一つになっており、その中でも「翼人(星の記憶を継ぐもの)」というのは物語の中核を為す重要な要素となっています。メインヒロイン神尾観鈴は翼人ではありませんが、最後の翼人の生まれ変わりとして夢の中で記憶を消化するポジションにいます。
 このあたりの関係を、UMLでクラス図にして表記してみました。

翼人クラス図
(クリックすると拡大図が出ます)
 UMLの規則について簡単に説明すると、矢印(↑)は継承を、-と+はそれぞれプロパティ(項目要素)とメソッド(実行要素)である事を表します。

 全ての翼人は、「星の記憶」プロパティを継承しています。最初の翼人から連綿と記憶を受け継ぎ、さらに自らの記憶を追記していきます。(記憶の継ぎ足しであることを考えればオーバーライドとするべきなのかもしれませんが、ここでは各翼人の個別の記憶である事を考慮してオーバーロードとしました。)
 最後の翼人・神奈備命も、翼人の持つ全ての属性エンティティを継承しています。加えて神奈は(物語の中核となる人物ということもあって)種々の属性が追加されていますが、上記クラス図ではその辺の殆どは省略しました。
 神奈は空に封印されますが、その後1000年をかけて地上にての転生を繰り返します。転生した少女たちは神奈の持つ属性を継承しますが、翼人と人間との器の違いから、その全てを受け止めることは出来ません。そのため、一部の属性については無効化(オーバーライド・シャドゥ)されます。

 神尾観鈴もまた、同様に神奈の持つ属性を継承し、一部の属性については無効化されています。しかし、翼人の記憶(観鈴の見る夢)や「海に行きたい」と言った要素はしっかりと受け継いでいます。加えて作中での国崎往人との出会いによって、種々のメソッドが追加されています。
 その観鈴は、全ての夢を見終わることによって、翼人の持つ記憶を終了させます。それ故に観鈴を継承した「ラストの少女」は、観鈴の持っていた翼人の属性は無効化されています。ですが観鈴自身の持っていた「町の外に出てみたい」という願望はそのまま受け継がれていることが、作中では描写されています。


 以上。


 ふう。さて、明日は年上のお姉さんについて語ろうかな。ところで上の文章、誰か最初から最後まで全部読んだ人、います?

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  • めんどくさいからこれを以て今年の抱負とする

    Excerpt:  いやなんか、我ながらとんでもないタイトルだな。て言うか、現時点でこれ書いてるの12/31の23時だし。つまりこれって、2005年の抱負って事になるのか? まあでも、書き終わる頃には0時過ぎてるだろう.. Weblog: 荒野草途伸BLOG出張所 racked: 2006-01-01 00:08